〜窯屋の窓辺〜

「三温窯」より、うつわと暮らす日々。
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山田 勘太さんの椀
私が漆に興味があり勉強していたころからの友人である山田勘太氏について紹介したいと思います。

このように記事にとして書こうと前々から思っていたのですが私の伸ばし伸ばしな性格で今になってしまいました。

先週のNHKの新日曜美術館にて山田氏の紹介があり、いい機会ではないかと考え、思い切って書いています。

この度、山田氏は平成26年度 日本伝統工芸展にて日本工芸会奨励賞を受賞されました。

2年ほど前から数々の賞を受賞し活躍されております。

平成24年度 第29回日本伝統漆芸展にてMOA美術館賞を受賞
平成24年度 第53回石川の伝統工芸にて石川県知事賞を受賞
平成25年度 第60回日本伝統工芸展にて日本工芸会新人賞を受賞


山田氏の作る器物の特徴は、塗りの技術と器物の造形を主体とした制作です。

漆と言えば蒔絵や沈金、螺鈿など加飾された漆器のイメージを持たれる方が多いと思いますが

山田氏の分野は髹漆(読みはキュウシツ)です。※ブラウザによって文字化けする場合があるようです、キュウはかみかんむりに休むです。

髹漆とは木地に施す初めの漆の工程から上塗りまでの工程のことや、

乾漆(読みはカンシツ)といった麻布を漆で積層しボディを作り塗り上げるといった技法の総称です。

山田氏はこの乾漆技法を塗りを得意とし、これまで乾漆技法で各、公募展に出展しております。



4年程前から毎日使っている山田氏の椀。左が朴(ホオ)木地の本朱塗り、右が欅(ケヤキ)木地の黒漆。

簡単に言えば漆は塗装の技術だと思います。ですが同じ形の椀木地を4の人に塗らせると同じ形の木地が4つの形になります。

下地のつけかたや、面(角)のとり方一つで形が変わるほど繊細な仕事。

山田氏の椀は使いやすいです。一般的な椀と違い高台が高めですが椀を持つときに指が入りやすく、腰も適度に張っており持ちやすいです。

食器は持ちやすさと口当たりの良さが一番重要であると思いますが、山田氏の椀は本当に使っていて気持ちが良いです。

友人たちから「朱の山田」と言われるほど山田氏の漆と朱に対する思いは強いです。

新日曜美術館の再放送がこの日曜日(28日)夜8時から放送されます。日本伝統工芸展の紹介の番組内容ですが番組内に山田氏のVTRが3分ほどですが放送されます。

ぜひ皆さんに見て頂きたと思います!

展覧会は日本橋三越本店にて今月29日までです。

ちなみに東北への日本伝統工芸展巡回展は仙台三越にて来年1月22日〜1月27日です。

詳しくは「第61回日本伝統工芸展」で検索してみてください。

                                                      〜Y〜
 
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